本文へスキップ

一人はみんなのために、みんなは一人のために"One for all, all for one"



最新更新日 2021.10.26

委員長挨拶

慶應義塾に働くすべての皆様へ

 
 2019年に始まった新型コロナウイルスの流行は2年にも及び、私たちの働き方だけでなく、労働の質さえも変えてきました。そのような中で、慶應義塾労働組合は執行部と組合員が一体となって従前からの問題、そして、コロナ禍での働き方を含めた中長期的な課題に取り組んで来ました。大学にあっては非常勤講師への遠隔授業に伴う経費補助、無期転換問題、育児研究者支援問題などです。また、一貫校については、新型コロナ対策関連、学級担任手当の増額、責任時間の軽減、部活動指導員などの課題を挙げて取り組みました。職員にあっては職員人事給与制度、PC貸出終了問題、在宅勤務に関する規程化問題などを取り上げて団交しました。そして、病院地区ではコロナ感染問題、育児短時間勤務、看護師人員・夜勤問題などに向かい合って来ました。いずれも、単に労働条件の改善だけでなく、慶應義塾としての課題を浮き彫りにする役割も担って来ました。これらの活動は組合員の皆様の一つ一つの声が基盤になっています。今後も一層の声の拾い上げとその体系化を目指したいと思います。また、教育機関の労働組合として、社会問題や社会貢献にも率先して取り組んでいく必要があります。持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の設定や組織のガバナンスやコンプライアンスについても言及していく必要があるでしょう。

 一方で、直近の課題としては、私たち慶應義塾労働組合の全体としての組織率低下と組合員がほとんどおられない地区の存在が挙げられます。近年では労働者間の競争を前提とした労働思想や労働流動性を是とする生活設計などがもてはやされ、その一部は定着しています。これらを背景に眼前のメリットのない労働組合の存在が薄らぎつつありますが、私たちひとりひとりは脆弱な存在であることがこのコロナ禍で浮き彫りにされました。慶應義塾労働組合は地区、職種、年齢などの諸階層に浸透すべく、活動を広げていきたいと思います。

 以上の目標達成のために、労使自治の原則に従って、慶應義塾における新たな労使関係を築く必要があります。組合員おひとりおひとりが声を挙げて頂き、衆知を結集する時です。組合員の皆様のご協力とご支援をお願い申し上げます。



慶應義塾労働組合
本部執行委員長 井上 浩義(医学部教授)

慶應義塾労働組合

〒108-8345
東京都港区三田2-15-45

TEL 03-3453-4080